院長挨拶

病院の歩みとご挨拶

光ヶ丘団地移転

平成25年6月1日聖光ヶ丘病院は由緒ある光ヶ丘団地にご縁を授かり、開院させていただきました。私は平成13年に前身の病院の院長に就任、平成15年には医療法人社団聖秀会を設立して、理事長を兼務することになりました。当時の病棟は療養型中心でしたが、地域のニーズに応えて一般病棟を拡大させました。
 国は団塊の世代全員が75歳以上になる平成37年を目途に、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築を目指しています。医療面では、高齢者の緊急時の受け入れ・高度急性期からの受け入れ・在宅復帰支援の役割を担う地域包括ケア病棟が、平成26年度診療報酬改定で新設されました。この地域では高齢化が急速に進んでおり、当院はその実情を踏まえ平成29年6月から、一般病棟に加えてこの地域包括ケア病棟を導入しました。

丁寧な医療

当院の理念は「患者様に優しく、親身に丁寧な医療」を実践することです。大病院に良くありがちな冷たく感じる、一方的な押し付けの医療ではなく、患者様やご家族と十分話し合った上での心通う医療を心がけています。医療の進歩により治療の選択肢が増え、逆に患者様がどの治療を選んで良いか迷ってしまう場合があります。そのような時、私は自分の親であればこの治療を受けさせますと個人的な意見を述べることにしています。患者様は理解し易くなり、治療への決意を示して下さいます。

おもてなし

ホテル業界では「ホスピタリティ」つまり「思いやり」「心からのおもてなし」が重要視されます。ホテルと病院 (Hospital)の語源は同じラテン語の言葉です。私は常日頃、病院にこそ本来の「ホスピタリティ」が必要だと考えています。新病院の建物は外観から細部に至るまで、患者様の居心地の良さに重点を置きました。また、コンシェルジュを導入して、ご案内、ご要望、ご相談をお伺いするだけではなく、問診聴取そして最適な医師への橋渡しまで承らせていただいております。
身体の不調、不安を感じた時、とにかくまず受診してみようと皆様に思われるこの地域で最も信頼される病院を目指して、スタッフ一同精進、努力して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

理事長 病院長 関根秀夫